「葛藤しているキャラクター」描く『アーミー・オブ・ザ・デッド』は人間ドラマにも注目
と、複雑な心情が描かれていることを解説。
スコットは、とある衝撃的事件をきっかけに娘ケイトとの確執を抱えているが、ひょんなことからケイトもゾンビとの対決に同行することになり、戦いに挑みながらも娘のことが気にかかって仕方がない。そこには屈強で戦闘に長けた傭兵ではなく、娘との接し方に悩むごく普通の父親の姿もまた映し出されている。
さらに、スコット以外の傭兵たちの思いも細やかに表現されている。スコットの相棒クルス役について、演じたアナ・デ・ラ・レゲラは、「彼女はゾンビと一度戦う経験をした後、毎日を幸せに過ごしていました。一方で、仲間と一緒に戦うことの興奮を恋しくも思っているんです」と語る。
続いて傭兵ヴァンデルローエについて、演じたオマリ・ハードウィックは、「彼は元々生まれながらの戦士でしたが、ゾンビと戦う中で、かつてはゾンビも人間だったことを思い出すのです」とコメント。
ノラ・アルネゼデールは演じた傭兵リリーについて、「彼女は悪党ではないですが、英雄でもない。
ただこの世界で生き残ろうともがき、誰かを助けたいと願う、ごく普通の人として演じました」と語り、傭兵マリアンヌ役を演じたティグ・ノタロは「彼女は、“こんな人生やってられない。