エミリー・ブラント インタビュー「イメージを変えるチャンスにワクワクしてるわ」
(Photo:cinemacafe.net)
18歳で即位し、英国を“太陽の沈まぬ国”に導いたヴィクトリア女王。その若き日の姿を描いた『ヴィクトリア女王 世紀の愛』がまもなく公開を迎える。愛に翻弄されつつ、女王としての任務を遂行するヴィクトリア女王を演じ、先日発表されたゴールデン・グローブ賞で主演女優賞にノミネートされたのはエミリー・ブラント。日本では『プラダを着た悪魔』で、メリル・ストリープ扮する鬼編集長のアシスタント役での好演で人気を博し、さらに今年公開された『サンシャイン・クリーニング』の主人公姉妹の妹役で印象的な演技を見せた彼女。英国いや、世界の歴史に名を刻む人物の知られざる側面をどのように演じたのか――?
“ヴィクトリア女王”と聞いて、多くの人は年老いてから描かれた彼女の肖像を想像するのではないだろうか?映画ではそうしたイメージを打ち破る、若さと力強さにあふれた女性像が映し出される。エミリー自身はヴィクトリアという女性をどのように捉えたのか?
「実際、彼女があれほど気丈で意志が強く、外交的で社交性に富んだ女性とは思わなかったわ。彼女の日記や手紙を読んだけど、イタリック体で字を書き、これでもかというくらい太い下線を引いてるの。