くらし情報『「#MeToo運動とも繋がっている」『17歳の瞳に映る世界』女性監督明かす』

2021年6月24日 17:00

「#MeToo運動とも繋がっている」『17歳の瞳に映る世界』女性監督明かす

その中のひとつ、チョイシズ女性医療センターでは、本施設に勤務しているケリー・チャップマンに出会った。監督は、彼女からかけられたある言葉が「私の胸を刺した」という。その内容とは、「中絶だけの問題ではない。家の中で起こっている秘密は、20分(診察時間)では解決できない。妊娠、セクシュアルヘルス、パートナーによる暴力、暴力から安全を確保する方法、すべてが絡み合っている」という事実だった。

「映画が信頼できるものであってほしい」という思いを持つ監督は、「主人公のリアクションに対し、見る人たちも自ら選択するような感覚を持ってもらいたかった」と、そのエピソードを物語に取り入れることにし、実際にメディカル・センターに勤めているケリーを映画に登場させた。「中絶手術のプロセスを完全に描く映画を作っているわけではなく、その過程を通して登場人物が感じていることを描きたかった。だから私は彼女を映画にカウンセラー役として、キャスティングすることにしました」と、その理由を明かす。


最後に、エンディングについて「私はこの映画が『#MeToo運動』や、前進しているけれど多くの女性が非力さを感じている問題と繋がっていると思っています。

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