2021年6月30日 16:00
『わたしはダフネ』主演俳優がティーチイン、「社会がそのまま受け入れること」の大切さ語る
ダウン症の少女と老齢の父親が喪失を乗り越えていく様子を描いたイタリア映画『わたしはダフネ』の特別先行試写会が行われ、上映後には、本作に主演したカロリーナ・ラスパンティがオンラインでティーチインを行った。
今回の特別先行試写会は、ダウン症の理解と普及を目的に活動する「NPO法人アクセプションズ」協力のもと行われ、ダウン症の子どもをもつ親や家族が来場し、上映後には本作で主演を務めたカロリーナとオンラインで繋ぎ、ティーチインを実施。
カロリーナは、劇中のダフネ同様に普段からスーパーマーケットで働いている。その一方で、自伝本の執筆や講演活動も活発に行っており、SNS上でカロリーナを見出したフェデリコ・ボンディ監督が彼女を主役に抜擢し、今作の出演に至った。
「私が本のプレゼンテーションをしているYouTubeの動画をボンディ監督が見つけて、Facebook経由で友達申請をしてくれたのが最初のコンタクトでした。でも彼のことをまったく知らなかったので、その申請を拒否しちゃったんです(笑)」と、出演の経緯について語るカロリーナ。
その後、ボンディ監督の熱意で出演を快諾したが、演技未経験のカロリーナがどのように撮影に臨んだかについては、「セリフは全部決まっていたわけではないんです。