2021年7月9日 20:00
生涯忘れられない“初恋の痛み”と向き合う…『Summer of 85』第2弾予告&新ビジュアル
フランス映画界の巨匠フランソワ・オゾン監督が新星俳優を抜擢し、原作と出会ってから約35年の時をへて映画を実現した『Summer of 85』。この度、儚い初恋の行方にさらに迫った第2弾予告編と新場面写真が解禁された。
第2弾予告編では、主人公のアレックス(フェリックス・ルフェーヴル)がタイプライターに向かい、あの夏、ダヴィド(バンジャマン・ヴォワザン)と過ごした日々を回想するシーンが映し出される。無垢な16歳のアレックスにとって、野性的で自由奔放な18歳のダヴィドは眩いほどの魅力に溢れていた。
「待つ必要はない、人生は短い」と微笑むダヴィドの強引さに惹かれ、次第に恋愛感情を抱くアレックス。バイクの2人乗りも、クラブでのダンスも、この胸の高鳴りも、アレックスにとっての“初めて”を全て教えてくれたのは、ダヴィドだった。
このまま幸せな瞬間が永遠に続くと思っていた矢先、突如訪れたダヴィドとの永遠の別れ。生きる希望を失ったアレックスだったが、ある夜に交わした「どちらかが先に死んだら、残された方は墓の上で踊る」という誓いに突き動かされる。
そして彼は、心の痛みと向き合いながら、かけがえのない“6週間の青春”の物語を書き綴っていく。