2021年7月13日 14:30
三浦透子、カンヌで明かす「濱口監督の演出を受けて初めて感じた発見」とは?『ドライブ・マイ・カー』
と語り、「国際映画祭が自分を発見してくれたし、育ててくれたという印象を強く持っている。映画祭が自分に対して、求めてくることがあればお返ししていきたいと思う」と感謝を述べた。
三浦透子、「相手の心を動かす声をつくる」ことに時間をかけた
本作に出演し、いままでと違う経験や目覚めがあったと感じたことは?と質問された三浦さんは「お芝居をするにあたって、心の状態を作ることによって体が付いてくることもあれば、反対に体に引っ張られて心がついてくることもある。特に今回は、心が体の状態、とりわけ声についてくるということを感じました」と語る。
本読みを中心に音・声にこだわった監督の演出に歌手でもある自身を重ね、「『相手の心を動かす声をつくる』ということに時間を使わせてもらっていたのでそういった声を自分でも聞いているうちに、自分自身の心も動いてくるのだと。そういった経験は歌手としての活動の中で経験したことではあるけれど、お芝居で感じたのは今回、濱口監督の演出を受けて初めて感じた発見でした」と言及した。
また、同じ質問をされた霧島さんも「その本読みというのも、私が今までやったことない、”感情を入れない”という方法だったので、これをしていてどういうことが起きるのかというのが、始めの頃は自分では理解するのが難しく、ただただ読んでいるだけという作業でした。