くらし情報『男の脳内をノイズと幻聴が襲う…『クリーン、シェーブン』不穏な予告編』

2021年7月30日 19:30

男の脳内をノイズと幻聴が襲う…『クリーン、シェーブン』不穏な予告編

Photo by cinemacafe.net

25年の時を経て再び劇場公開されるロッジ・ケリガン監督による93年の初長編作『クリーン、シェーブン』より、ノイズにまみれた不穏な予告編が解禁された。

『クリーン、シェーブン』は、幻覚幻聴に悩まされながらも娘を探し続ける、統合失調症の男の姿を徹底的に抑制されたトーンで映し出した、哀しく陰鬱なサスペンス映画。『ナイト・オン・ザ・プラネット』、『デッドマン』、『コーヒー&シガレッツ』など、ジム・ジャームッシュ作品の常連スタッフであるジェイ・ラビノウィッツが編集を務めている。

第20回テルライド映画祭でワールドプレミアの後、第11回サンダンス映画祭や第47回カンヌ国際映画祭のほか、ニューヨーク近代美術館でも上映され、そのノイズにまみれた唯一無二の映像表現を、スティーヴン・ソダーバーグ、ダーレン・アロノフスキー、ジョン・ウォーターズといった錚々たる監督たちが、“忘れがたき表現性”と絶賛した。

日本では96年の公開以降、作品全体が放つ疲労感を覚える空気、悲惨さと哀愁が話題となり未だに語り継がれる作品だったが、近年では観ることの出来ない幻の作品となっており、昨年頃から一部で再公開を希望する声も多数あげられていた注目作だ。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.