『かいじゅうたちのいるところ』S・ジョーンズ&マックス イタズラ満載インタビュー
「映画には彼らの声しか登場しないけれど、かいじゅうっぽい声を出す人ではなく、それぞれのキャラクターをきちんと演じられ、声から演技を感じられるような俳優を求めたんだ。だから、声優のキャスティングは普通の映画の配役と同じような手順で行っていったんだよ」。
そんなこだわりもあり、声優陣は超豪華。「ザ・ソプラノズ」のジェイムズ・ガンドルフィーニからオスカー俳優フォレスト・ウィッテカー、クリス・クーパーまでが揃った。名優であるのはもちろん、かいじゅうを演じて説得力のある顔立ちの彼らだが…。
「彼らの顔もかいじゅうっぽいって?それは偶然だよ(笑)。でも、例えばKWという赤毛の女性かいじゅうを演じたローレン・アンブローズは本人も赤毛で、顔もKWにどことなく似てるんだよね。実際、ローレンにオファーをしたら、“私にどの役を依頼するつもりなのか当ててあげるわ!KWでしょう?”と言い当てたんだ。
本当にハマリ役だと思うよ。それに、かいじゅうの表情は後からCGで作ったのだけど、声優たちが台詞を録音したときの映像を参考にしたんだ。だから、自然と似てくるものはあるかもしれないね」。監督が質問に答えている間も、隣でお菓子に首ったけのマックス。