くらし情報『【インタビュー】濱口竜介監督「役者さんの演技に尽きる」キャスト&スタッフが強固な絆で作り上げた『ドライブ・マイ・カー』』

2021年8月27日 07:45

【インタビュー】濱口竜介監督「役者さんの演技に尽きる」キャスト&スタッフが強固な絆で作り上げた『ドライブ・マイ・カー』

Photo by cinemacafe.net


第74回カンヌ国際映画祭にて、日本映画初となる脚本賞をはじめ、国際映画批評家連盟賞、AFCAE賞、エキュメニカル審査員賞の4冠を達成した『ドライブ・マイ・カー』。本作のメガホンおよび、大江崇允氏と共に共同脚本を務めた濱口竜介監督に、制作秘話や作品へのこだわりなどを語った。

短編の映画化、意識したのは「村上春樹さんの物語であること」


【インタビュー】濱口竜介監督「役者さんの演技に尽きる」キャスト&スタッフが強固な絆で作り上げた『ドライブ・マイ・カー』

原作は、村上春樹さんの小説集「女のいない男たち」に収録された一つの短編。長い原作を映像化する際は、そぎ落とす作業が必要だが、今回は付け加えていくことが必須となる。

「意識したのは村上春樹さんの物語であること。その核となるものは踏み外してはいけない。村上春樹さんだったらどうするのか…ではないですが、原作はもちろんですが特に村上さんの長編作品を参考にしながら、脚本化していきました」

村上さんに許諾を取る際、ほぼ映画化された脚本に近い、セリフも入ったプロットを送り、意図を伝えた。

「かなり詳細なプロットを送ったので、そこで許諾をいただいてからは『自由にやってください』というスタンスでした。脚本段階になって、現実の撮影に即して変更せざるを得ない部分もあったのですが、その都度村上さんにもお送りしてお伺いを立てても、特に何も言われることはありませんでした」

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