2021年10月26日 07:45
【インタビュー】永野芽郁&田中圭、絶妙な距離感から生まれた“親子”の信頼関係
みたいなところに数%ぐらいはリンクしていたのかな、と思います。
――改めて、完成作をご覧になっての感動や一押しポイントなども教えてください。
永野:完成作を観ると、私が観ていないシーンもいっぱいあったので、「あ、このシーン、こうなっていたんだ!」と発見するところがすごく多かったです。登場人物がそれぞれを想い合いながら過ごしているから、人を想う気持ちがこんなに美しいものなんだな、と改めて感じました。それに、ダークさを感じさせない作品ができたことへの達成感と喜びみたいなものもありました。
――演じているときは、優子の心情に寄り添いすぎてしまい、苦しかったときもあったのでしょうか?
永野:ありました。「本当はこうしたかったのに…」と優子が思っているところは私もそう思っていたので。でも、それは完全に優子の気持ちだけだから、みんなのことを考えたら、もしかしたら自分本位な考え方かもしれないけど…という葛藤もあったりしました。
ふたりにとって家族とは?「一番言葉を信じなきゃいけない」「離れていても近くにいる」
――田中さんは、完成作をご覧になって特に感動ポイントはどこでしたか?
田中:僕はもう、優子ちゃんと森宮さんが初めてケンカをするところですね。