くらし情報『台湾ろう学校で起きた性暴行事件の映画化『無聲』、藤井道人「彼らの叫びが心を鷲掴みにする」』

2021年11月1日 19:15

台湾ろう学校で起きた性暴行事件の映画化『無聲』、藤井道人「彼らの叫びが心を鷲掴みにする」

Photo by cinemacafe.net


台湾南部のろう学校で実際に起きた、性的暴行・セクシャルハラスメント事件。被害総数は分かっているだけで128件にのぼる、この題材を映画化した台湾映画『無聲 The Silent Forest』が東京フィルメックスで上映され、日本映画界を代表する藤井道人監督、三島有紀子監督がコメント。また、90秒日本版トレーラーが解禁された。

台湾本国では、教育者や政治家をはじめ多くの観客が事件の深刻さを問題視して話題となり、台北の週間興行収入1位を獲得や、台湾の金馬奨では8部門ノミネート、性暴力の被害者を演じたチェン・イェンフェイの最優秀新人俳優賞など2部門を受賞。2021年度の台北映画祭では最多7部門8ノミネート、チェン・イェンフェイの最優秀新人俳優賞など3部門のほか、観客賞を受賞した。


台湾ろう学校で起きた性暴行事件の映画化『無聲』、藤井道人「彼らの叫びが心を鷲掴みにする」

メガホンをとったのは、本作が長編初監督作となるコー・チェンニエン。事件について綿密な調査を行い、事実を1人でも多くの観客に伝えるため、映画化に踏み切った。


本作は普通学校からろう学校に転校してきた主人公チャン(リウ・ツーチュアン)の視点をメインに描かれている。チャンは、仲良くなった同級生ベイベイ(チェン・イェンフェイ)

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