2021年11月2日 13:00
リアルな心情描写で共感が増幅『スパゲティコード・ラブ』など最新映画3選
「スパゲティコード」(解読困難なほど複雑に絡み合ったプログラミングコードの意)のようにこんがらがった彼らのドラマは複雑に絡み合い、やがて思いもよらぬエンディングへと辿り着く――。
『スパゲティコード・ラブ』は11月26日(金)より渋谷ホワイトシネクイントほか全国にて公開。
全てがいまの自分に繋がっている…『ボクたちはみんな大人になれなかった』
森山未來が主演、伊藤沙莉、大島優子、萩原聖人らが出演し、燃え殻による同名ベストセラー小説を映画化した『ボクたちはみんな大人になれなかった』(11月5日公開&Netflix配信)。1995年、彼女と出会い、生まれて初めて頑張りたいと思ったボク。「君は大丈夫だよ。おもしろいもん」という彼女の言葉に支えられがむしゃらに働いた日々。1999年、ノストラダムスの大予言に反して地球は滅亡せず、唯一の心の支えだった彼女はさよならも言わずに去っていった。
志した小説家にはなれず、ズルズルとテレビ業界の片隅で働き続けたボクにも、時間だけは等しく過ぎて行った。そして2020年。社会と折り合いをつけながら生きてきた46歳のボクは、いくつかのほろ苦い再会をきっかけに、二度と戻らない“あの頃”を思い出す……。