2021年11月5日 18:15
ラナ・ロックウェル、監督であり父との撮影は「信頼関係が一番大きな助け」に
子どもたちの世界が大人の世界と衝突し、摩擦を起こすところを撮りたいと思いました」と監督は言う。
「大人の世界には暴力があり、困難があり、そこで負けてしまう人がいる。でも、子どもたちには、それを跳ね返すようなものが彼らの中にある。確かに悲しい物語かもしれませんが、この映画には楽しい瞬間がたくさんあると思いませんか?それが子どもたちの強さや美しさなんですよね。そしてラナやニコの中には、そうしたとても強靭なものをいつも感じていたので、彼らならできると信じました」と、厳しい現実に直面する子どもたちを演じた娘たちへの信頼を打ち明ける。
「お父さんが言うように、ビリーもマリクもニコも、大人が考えている以上に強くて、自分で生きていく力を秘めていると思います」とラナが続ける。「私が演じたビリーは、口数は多くないけれど、静かに周りを観察していて、とても強いものを持っている女の子だと思います。でもそれは必要に迫られて、強くなくてはいけないということでもあるのですけど。
でも彼女はただ重荷を背負っているのではなくて、例えば、マリクとの友情はビリーに希望をもたらしている素晴らしいものなんじゃないかなと思います」