2021年11月23日 11:00
『悪なき殺人』から『バベル』まで、ある出来事がその後の運命を大きく変える映画
『バタフライ・エフェクト』2005年/エリック・ブレス監督
子どもの頃から短時間の記憶を失うという症状に悩まされていたエヴァン(アシュトン・カッチャー)は、その症状が7年も起こらないまま大学生になった。昔つけていた日記を読み返してみると、その日記に書かれている過去の時点に戻れる能力があることに気づく。自分のせいで幼なじみのケイリーの人生を狂わせてしまっていたことを知ったエヴァンは、過去に戻り運命を変えることを決意。しかし、過去に戻り、選択肢を変えることによって変化した現在では、エヴァン本人もしくは彼が救おうとした誰かが必ず不幸になっていた。何度過去をやり直してもケイリーを幸せにできないと知ったエヴァンは、ある決断をする…。
『桐島、部活やめるってよ』2012年/吉田大八監督
田舎の県立高校。バレー部のキャプテンにしてスター選手だった桐島が、理由も告げずに突然部活をやめた。そのことにより、あらゆる部活、クラスの人間関係に波紋が広がっていく。校内の人間関係に緊張感が張りつめる中、桐島とは最も遠い存在だったはずの映画部・前田(神木隆之介)らの映画製作にも影響が出始め、物語は思わぬ方向へ展開していく。