くらし情報『『はちどり』『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』ほか「ジェンダー・ギャップ映画祭」開催』

2021年12月3日 12:30

『はちどり』『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』ほか「ジェンダー・ギャップ映画祭」開催

中国の蔡楚生監督『新女性』と溝口健二監督『浪華悲歌』は、製作国こそ違えど、同時代作品においてどちらの主人公も女性であるがゆえに苦しい選択を迫られている。

『はちどり』『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』ほか「ジェンダー・ギャップ映画祭」開催
『新女性』
そして女性監督の筆頭であるアニエス・ヴァルダ作品からは『5時から7時までのクレオ』を選出。また、家庭や学校での性差に悩む少女の繊細な心情を捉えたキム・ボラ監督の『はちどり』はスタッフ全員一致で選出。日藝映画祭で初選出となるアニメーションは、遊女であるリンの生き方がさらに深く描かれた片渕須直監督『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』。


『はちどり』『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』ほか「ジェンダー・ギャップ映画祭」開催
『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』
また、『RBG 最強の85才』や『この星は、私の星じゃない』のように、男女平等の道を切り拓いてきた女性のドキュメンタリー作品にも注目。そして、2020年東京国際映画祭コンペティション出品作の舩橋淳監督による『ある職場』は、本映画祭でプレミア上映として公開する。

『はちどり』『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』ほか「ジェンダー・ギャップ映画祭」開催
『ある職場』
例年以上に現代の作品を多く選定したのは、今後の自分たちの生き方の鍵が見えやすいと考えたゆえという。今も昔もジェンダー・ギャップに満ち溢れた世界の中で、本映画祭を通して“変わりゆく男女観”に気づき、幅広い層の方々と共に自由に語り合えることを目指していく。

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