2021年12月3日 12:30
『はちどり』『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』ほか「ジェンダー・ギャップ映画祭」開催
1本の映画が、自分の生活の中にもあった不可視化された差別や格差について気づくきっかけになることがある。気づいてしまった後に何をするかは、あなた次第だ。
片渕須直(アニメーション映画監督)
両性のあいだにはどうしても相違があってしまい、それゆえに理解が難しいのであるなら、それを乗り越えさせるものこそ「想像力」ではないか。かつて自作『アリーテ姫』(2000)で語ろうとしたことです。『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』(2019)の主人公もアリーテ姫と同じ魔法にかけられてしまい、やはりもともとの名前や、それまで携えてきたアイデンティティを失わされます。そして、そこからの解決がもたらされない、というのは現実の負の面を反映しているから。両映画の間の20年近くの時間はなんだったのでしょう。
「ジェンダー・ギャップ」映画祭は12月4日(土)~12月10日(金)、ユーロスペースにて開催。
(text:cinemacafe.net)
■関連作品:
この世界の(さらにいくつもの)片隅に 2019年12月20日より全国にて公開
© 2018こうの史代・双葉社 /「この世界の片隅に」製作委員会
はちどり 2020年6月20日よりユーロスペースほか全国順次公開
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