2021年12月3日 12:30
『はちどり』『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』ほか「ジェンダー・ギャップ映画祭」開催
なお、本映画祭はテーマ設定、企画から作品選定、上映交渉、ゲスト交渉、チラシやパンフレットのデザイナー探しから制作、そして会場運営に至るまで、全て3年生の学生主導で行なっている。
「ジェンダー・ギャップ映画祭」に著名人からコメント到着
上野千鶴子(社会学者、認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク理事長)
「自分の目の黒いうちに、区別が差別に昇格した」と名言を残したのは、女性学の大先輩、駒尺喜美さん。映画は社会の状況を反映する。おんなとおとこの「あたりまえ」がどうやって「あたりまえ」になったか、そして「あたりまえ」でなくなっていったかを知るためには映画は最高の歴史資料。ううむ、へええ、まさか、やっぱり、と驚きと感動の連続であることを請け合います!
ブレイディみかこ(ライター・コラムニスト)
「ジェンダー・ギャップ」は何も特別な概念ではない。政治家や識者が議論するポリティカル・イシューでも、ジャーナリストが新聞やネットの記事に書くための専門用語でもない。それはわたしたちの足元につねに蹲っていて、この社会を生きる一人一人の暮らしの中に浸み出しているものだ。その影響を受けているのは女性だけではないから、すべての性の人々が考えるべき問題でもある。