2021年12月27日 12:30
【インタビュー】観月ありさの止まらぬ進化、“連ドラ主演”が途切れないのは「人との繋がり」
君演じる三太が自分に振り向いてくれないことが引き金になって、どんどん愛情が嫉妬に変わっていくんだろうなと思いました。元々の露子が堅物で真面目だからこそ秘めた凶暴性がより際立って、彼女の人生が崩れていく感じが出れば良いなと思っています。
――そんな裏設定を踏まえて露子役を演じる上で苦労された点や、役作りで意識された点はありますか?
全4話なので振り切れるまでのスパンが短いんですよね。振り切れていく途中経過や助走期間をゆっくり丁寧に描ききれない分、普通のテンションからいきなりスイッチを入れるのが大変でした。“ホップ、ステップ”がなくていきなり“ジャンプ”というか(笑)
さらに、4話通しての撮影で1話を撮ったかと思ったら次に4話の撮影をしたりと順撮りではなかった分、各話のテンションのバランスを逆算しながらお芝居する必要があり、そこは難しかったかもしれないです。
――観月さん演じる露子と恋敵になる松本まりかさん演じる華子の掛け合いが見事でした。相乗効果で互いの怪演を引き出し合われていたように見えましたが、共演シーンでは松本さんと何か話し合われたりしたのでしょうか?
台本上、(松本)まりかちゃんと同じタイミングで同じ台詞を言って2人の声がハモるというシーンがあって、2人でどっちが高音パートを担当するか話し合ったりしました。