くらし情報『【インタビュー】「ボブがなぜ僕を選んでくれたのか、毎日考えている」『ボブという名の猫』原作者が語る思い出』

2022年2月24日 17:00

【インタビュー】「ボブがなぜ僕を選んでくれたのか、毎日考えている」『ボブという名の猫』原作者が語る思い出

「新海誠監督の娘さん(新津ちせさん)にお会いできたのも嬉しかったです」と思い出話は尽きない。

野良猫だったボブとの出会いと、薬物依存から立ち直るジェームズ(演:ルーク・トレッダウェイ )に寄り添うボブの姿が描かれた前作。「今作の舞台になっているクリスマスは、僕らが路上で過ごした最後のクリスマスで、その後の生活に大きな変化が訪れました」とジェームズは説明する。

「欧米でクリスマスというのは、特に家族が集まる時期なんです。なので、ホームレスや家族と疎遠な人間にとっては1年中で、生きるのが最も厳しい時期になるわけです」と語り、「当時は1日を終えるだけでほんとに感謝していました。ボブと2人で同じように戦っていました。いつも言っていたのですが、ボブって普通の猫じゃないんですよね、だから自分たちにいま何が起きているのか、しっかり分かっていて、そして毎日、一緒に戦ってくれていました」と厳しかった日々をふり返る。
【インタビュー】「ボブがなぜ僕を選んでくれたのか、毎日考えている」『ボブという名の猫』原作者が語る思い出
『ボブという名の猫2 幸せのギフト』
その象徴的な出来事が、劇中でも描かれる動物福祉局がボブとジェームズの生活に干渉してきたことだった。
「映画で描かれる動物福祉局とのやり取りは実際に起きたことが基になっています」

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