いまこそ見るべき戦争と悲恋の物語『ひまわり』緊急上映急速拡大中
登場する有名なひまわり畑のシーンは、ウクライナの首都キエフから南へ500kmほど行ったヘルソン州で撮影されたものだと言われており、またひまわりは、ウクライナの国花でもある。作中には「イタリア兵とロシア兵が埋まっています。ドイツ軍の命令で穴まで掘らされて。ご覧なさい、ひまわりやどの木の下にも麦畑にもイタリア兵やロシアの捕虜が埋まっています。そして無数のロシアの農民も老人、女、子供…」とのセリフが登場し、あたり一面に広がる美しいひまわり畑と、戦争の残酷さの対比は胸を苦しめる。
そんな、改めて戦争の恐ろしさと悲しみを伝える本作。平和を願って先日、緊急上映決定が発表されると、全国の劇場ならびに自主上映主催団体やTV局等から問い合わせが相次ぎ、当初の約10倍以上の劇場・自主上映が決定。
すでに上映中のキネマ旬報シアターでは、連日多くの来場者が見え、満席になる回も。
都内では、3月18日(金)からkino cinema立川高島屋SC館、3月25日(金)からは新宿武蔵野館にて上映スタート予定だ。2020年に日本劇場公開50周年を記念してレストアされた、パッケージ化や配信はされていない『ひまわり 50周年HDレストア版』。