2022年3月27日 11:00
3月女性史月間におすすめするシスターフッド/エンパワメント作品を語り合う 野中モモ&奥浜レイラが登壇<アーカイブ>
と野中さん。
「私もそう思います」と奥浜さんも同意し、「女性監督の作品が出てきたり、脚本家であったり、リプレゼンテーション(※)は重要だなと常々気がつかされることが多いです」という。そんな5作品は日本からフランス、東欧のマケドニアまで、実にバラエティに富んだラインナップとなった。
※リプレゼンテーション:映画やテレビなどにおいて、女性をはじめ社会を構成する人々の多様性を正しく反映させること
▼女性史月間に観たい映画
『あのこは貴族』岨手由貴子監督(日本)
U-NEXTなどで配信中
野中山内マリコさんの小説の映画化です。東京を舞台に社会階層の違う若い女性2人が出会うお話。すごい熱い友情を育むんじゃないんです、ちょっと交差するという。そこがいい作品だと思いました。
水原希子さんが演じる、富山から東京に進学したけれど経済的な問題で大学に通えなくなり、1人で働いて、絶対に田舎に帰りたくないって頑張っている女性と、門脇麦さんが演じる松濤のお屋敷に住んでいるお嬢さまがいて、それぞれに石橋静河さんと山下リオさんが演じる友だちがいる。東京育ちのお嬢さまと地方出身の裕福ではない女性、このヒロイン2人がある男性を通じて出会ってしまう。