2022年3月27日 11:00
3月女性史月間におすすめするシスターフッド/エンパワメント作品を語り合う 野中モモ&奥浜レイラが登壇<アーカイブ>
野中岨手監督は80年代生まれで、映画監督としてはとても若い世代で。お子さんを出産して、東京で保育園に入れなかったので金沢に移ったという話をされていて。そういうスタイルで働いていくなんて、ぜひぜひもっとこれからもたくさん映画を作り続けてほしいです。観察力が優れていらっしゃるなと思っていて。自分の暮らしと地続きな映画になっているんだなということが感じられて嬉しかったですね。
奥浜脚本家としても、ドラマ作品や短編映画とかも手がけていて、いま日本には岨手監督が必要だと思います。
『ペトルーニャに祝福を』テオナ・ストゥルガル・ミテフスカ監督(マケドニア)
U-NEXTにて配信中
野中本当は一昨年公開する予定だったんですが、1年延期されて昨年(2021年)に公開された作品です。
奥浜私もこれは劇場に足を運んで見ました、岩波ホールに。
野中岩波ホール…。そうなんですよ、この夏でなくなってしまうという岩波ホールで上映された映画なんです。主人公は32歳の女性で、一応大学を出たけれど、あまりそれを生かせないで、ウエイトレスのアルバイトをしている。親に就職しろと小言を言われてどんよりしているところで、女人禁制のお祭り(宗教的儀式)