2022年3月29日 13:00
【ドラマニア】胸にズシンと響く秀作揃い!冬ドラマ「勝手にベスト3」
犯人の傷に寄り添いながら、自分自身の苦悩とも向き合う彼の姿は、見る者に勇気と感動を与えてくれました。菅田さんの演技力に脱帽です。
第2位:奇跡の“生まれ変わり”が紡ぐ究極の結末に感涙「妻、小学生になる。」
愛する妻を失い、生きる意味を見失った夫・新島圭介(堤真一)とその娘が、“生まれ変わり”を名乗る小学生の女の子と出会い、再び人生と向き合う過程を描いたホームドラマ「妻、小学生になる。」。大切な人の死に直面したことがある人なら、誰でも一度は思い描いたことのある“生まれ変わり”――その喜ばしい側面だけでなく、切ない結末までを丁寧に描いた本作は、涙ナシには観ることのできない一作です。
天真爛漫な性格の妻・貴恵、まるで太陽のような存在の彼女が再来することで、多くの人の人生が明るく照らされ、それぞれプラスの方向へ変化していくのですが…。自分自身の未練を含め、その全てが快方の兆しを見せた時、再び訪れる本当の意味でのお別れがとにかく切ない。当たり前に日々を過ごしていた頃には気がつかなかった「生きることの意味」を、真っ直ぐな言葉で教えてくれました。
見た目は小学生ながら中身は大人という難しい役どころを、子役の毎田暖乃さんが堂々たる演技で演じきった点においても、大変見応えのある作品と言えるでしょう。