2022年3月30日 12:20
メキシコの俊英が経済格差がもたらす“最悪”を描く『ニューオーダー』6月公開
これまでも、ごく普通の人間の人生がふとしたきっかけで崩壊の危機に瀕していく様を冷徹な視線で描いてきた監督は、「我々の暮らすメキシコに限らず、世界は極限状態に追い込まれている。まるで日々ディストピアに近づいているようにね。そしてパンデミックによって事態が更に悪化したことで、期せずしてこの作品は時代に即したものになってしまったんだ」と語っている。
この度解禁された日本版ビジュアルには、頬に涙が伝うヒロイン、マリアンの顔と、武装した男たちの姿が対比的に写し出されている。さらに、メキシコ国旗の中の一色で、スペインからの諸州の独立を象徴する緑色がペンキのようにぶち撒かれ、不穏な展開を予感させるデザインとなっている。『ニューオーダー』は6月4日(土)より渋谷シアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開。
(text:cinemacafe.net)
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