ルーシー・ボイントン出演『キングスマン』の元ネタ「ハリー・パーマー」記者会見レポ到着
――ポール・マドックスのキャラクターについて。
アシュリー・トーマス:60年代はアフリカ系アメリカ人に対して人種的抑圧があったという問題をちゃんと扱いたいと監督と話し合いました。この時代、能力の有無に関わらず、黒人が機会を与えられることは少なかった。ポールがCIAエージェントという役職についているのは、彼に大変な能力があるということであり、敬意をもって臨みました。
――ドルビー少佐を演じていかがでしたか?
トム・ホランダー:ジョンが手掛ける初めてのTVドラマで、本当に素晴らしい脚本です。ドルビーは葛藤を抱えたキャラクターで演じるのはとても楽しかった。
――世界中を舞台にしたスケール感のある作品ですね。
ワトキンス監督:ベイルート、南太平洋の島、フィンランドなどが登場します。でも、『007』のような紀行映画にするつもりはありませんでした。ジェームズ・ボンドはスーパーヒーローだけど、ハリー・パーマーは普通の人間です。週末は働かず、料理が好きで、経費を請求する(笑)そういう生活感のある人物なんです。
――衣装も素晴らしいですね。
ワトキンス監督:1960年代のファッションを研究して、キャラの性格も組み込んで考えました。