2022年11月1日 14:30
松岡茉優「当たり前も変わっていけるのなら」是枝裕和監督と日本映画界の課題を語り合う
とその役職の重要性を強調。
加えて松岡さんも「心を使う仕事だから気持ちに浮き沈みがあるのは当たり前だと思っていたが、その当たり前も変わっていけるのならばとても喜ばしいこと」と俳優という立場からインティマシー・コーディネーターの今後の活躍に希望を示した。
松岡茉優「お互いに耳を傾けられる映画界であってほしい」
さらに、これからの日本映画界について聞かれると、是枝監督は「働き方改革は進んでいくが、進んでいくが故に作られなくなる映画が出てくる」と危機感を述べ、「このままの状態では、日本映画界は10年続かないだろうと危機感を持った監督が集まり、『action4cinema』を立ち上げた。若手の人材を集めるためにどうするべきか、未来図、危機感を共有して、まずは意識を高めていくという活動をこれからも続けます」と今後の展望を語る。
松岡さんは「特に男性が多い役職の女性スタッフは、子どもを持ちたい時など育休制度が備わっておらず、仕事か家庭のどちらかしか選べない人も多い。男女問わず休めて、子どもを預けたり育てながらできる現場づくりをしたいと思います」と話す。
また、これからの映画界で女性がより活躍するためには「話し合いができる、お互いに耳を傾けられる映画界であってほしい」