斬新なクリスマスストーリーはどう生まれたのか?『サイレント・ナイト』監督のメッセージ公開
本作でもそこに注力しました。また、クリスマスを選んだ理由は、孤独な人にとっては、クリスマスはとても孤独であり、過去の友人や愛した人を思い出すような感傷的な特別な日だと思っています。私は登場人物たちが避けられない重圧(子育て、思想、人種差別)の中で、“逃れられない死”を受け入れた大人たちと、政府が推奨する“安らかな死”を受け入れられない子供たちが、最後のクリスマスをどう過ごすのかを追求し、表現しました」とコメント。
映画はかねてより撮りたかったというグリフィン監督。「本作も低予算で自分で何とか撮影するしかないと思っていた中、マシュー・ボーンにこの脚本を気に入ってもらえて、プロデューサーとして参加してもらえることになりました。マシューはとても野心家であり、数々の実績を残している経験をふまえてサポートしてくれて、キャスティング含めて、一気に映画が完成へと進んでいきました」と製作時をふり返る。
そして「誤解の無いようにしたいのですが」と前置きしつつ、「現在の世界と近しい状況にあることは、とても悲しく思っております。私たちがこのプロジェクトを開始したのは、新型コロナウイルスが蔓延する前でした。