2023年2月10日 13:40
ダルデンヌ監督来日決定!偽姉弟の友情と過酷な現実切り取る本予告も到着『トリとロキタ』
ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ監督最新作『トリとロキタ』より本予告が解禁された。さらに監督の来日が決定し、2月28日(火)にプレミアイベントが開催されることが分かった。
本作は、2度のパルムドール受賞をはじめ、世界中で100賞以上もの映画賞を受賞しているベルギーの名匠ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ監督の最新作。
この度解禁された本予告では、アフリカからベルギーへ流れ着いた少年トリと少女ロキタの偽姉弟のゆるぎない友情と、それを断ち切ろうとする冷たい世界が描き出されている。
映像はロキタがトリの学校の終わりを待ち「会いたくなった」とじゃれ合う様子や仲睦まじく歌うシーンから始まる。しかし、そんな明るい様子から事態は一転、トリは「どうして(ロキタの)ビザがおりないの?」と面接官に尋ねるが「力になれない」と突き放されてしまう。
祖国にいる家族への仕送りのため、ビザを取得し正規雇用に就くことを望むロキタだが、現在はトリとともに麻薬の運び屋をすることで生計を立てており、警察に目をつけられるなど常に危険と隣り合わせの暮らしをしている。「ビザさえあれば働けるのに、どうしておりないの」