スピルバーグの母リア・アドラーがモデル『フェイブルマンズ』ミシェル・ウィリアムズに注目
「彼女たちは、モダン・フェミニズムとみなされる第一世代ではない女性たちだ。大きな変化が訪れることを知ってはいたが、実際にはそれはまだ起こってもいなかった。彼女たちは、プレ・フェミニズムの期待に、囚われていたようなものだ」とクシュナーは語っている。
さらに今回は、フェイブルマン一家のディナーシーンを収めた本編映像があわせて到着。2010年に『ブルーバレンタイン』での演技を観て以来、ずっとミシェルと仕事がしたかったというスピルバーグ監督は「彼女にはとても親しみを感じる何かがあった。それは単に、母がいつもしていたピーターパンカットのヘアースタイルを彼女が好んでいるからではない。彼女にはどこか懐かしさを感じる。それしか言えない。
完全な直感だった。“彼女が脚本を気に入ってくれるといいな”と思っていた」と語っており、彼の頭には常にミシェルの存在があったことを明かした。
そんなスピルバーグとの仕事についてミシェルは、「私たちは、まるで遊び場にいる子どものような気分だった。何でもできるような気がした。毎日が楽しくて仕方なかった。こんなに早く仕事場に行ったことはこれまで一度もなかった」とまで語り、巨匠との待望のコラボレーションだったことが伺える。