2023年3月9日 12:00
【インタビュー】ONE N' ONLY、6人がお気に入り映画を語る&デビューから5年で一番変わったメンバーは…?<後編>
伝わるか、伝わらないかのほんのちょっとのラインが絶妙なんです。ああいうお芝居を観ていると、僕もそのラインでのお芝居をして、人に何か届けられるようになりたいなと思います。
草川直弥(ONE N’ ONLY)
――お芝居自体に、すごく影響を受けていらっしゃるんですね。
草川:はい、そうですね。
上村:…実は、僕も菅田さんのお芝居が好きで。これまで1番ぼろ泣きした映画が、桐谷健太さんと菅田さんのW主演の映画『火花』なんですけど。
――又吉直樹さん原作、板尾創路さんが監督を務められた映画ですね。
上村:そうです!あれはすごかったです…。
売れない漫才師を演じているんですけど、全然結果が出なくて、最後、コンビを解散するときに漫才をするんです。そのときに菅田さんが客に向かって「死ね」と何回も叫ぶんですね。「漫才なんかやっていたから、こんな苦しい思いをした、でも楽しかった」みたいな気持ちを「死ね」の2文字で伝えているところで、号泣してしまいました。
そういう感情を爆発させた芝居も好きなんですけど、自然な演技もすごい好きで。最近だと『花束みたいな恋をした』もよかったです。菅田さんは歌がうまいじゃないですか。