2023年4月22日 12:35
“見たかった”坂口健太郎の『サイド バイ サイド』&2クール連続ドラマ主演までの軌跡
理屈っぽさは相変わらず。
でも、モネにとってはよき理解者でありパートナーとなり、けっして器用とはいえない恋愛模様で注目と応援を集め、「#俺たちの菅波」というハッシュタグでSNSを賑わせた。
そして、昨年話題となった大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では初の時代劇に挑戦。北条義時(小栗旬)の息子で、第三代執権にして日本史上屈指の名宰相・北条泰時役を好演。誠実で真面目、要所要所で有能ぶりを発揮して実朝(柿澤勇人)らを助け、実朝との関係性も含めて今度は「#俺たちの泰時」として支持された。
さらには、2作の映画でも挑戦を見せた。藤井道人監督『余命10年』では、出演作ながら自分でも驚くほど「めちゃくちゃ泣いちゃって」とシネマカフェのインタビューで語った坂口さん。確かに、これほどまでに感情が表出した役柄はおそらく初めてだろう。
移りゆく四季の場面が重要なため、約1年かけて撮影された本作は「長い期間をちゃんと使って、和人のこと、茉莉ちゃん(小松菜奈)のことを頭の中に置いてできた」と話すように、坂口さんにとってターニングポイントとなったはず。
『余命10年』
一転、岡田准一主演映画『ヘルドッグス』では、「世間の坂口健太郎のイメージとはガラッと違う役」