2023年5月5日 17:00
ケイト・ブランシェット主演『TAR/ター』ほか手掛けた全作品がアカデミー賞候補に!トッド・フィールド監督に迫る
ケイト・ブランシェット主演『TAR/ター』の監督は、スタンリー・キューブリック監督の『アイズ ワイド シャット』(99)などに出演する俳優としてキャリアを持ち、これまで手掛けた監督作品はわずか3作というトッド・フィールド。
超寡作な彼だが、いずれもアカデミー賞にノミネートされるという類稀なる手腕の持ち主。『TAR/ター』公開前に、改めてそのキャリアをふり返った。
トッド・フィールド監督
サンダンス映画祭から初のアカデミー作品賞候補に
『イン・ザ・ベッドルーム』(01)
アンドレ・デュバスの短編小説「Killing」を基にした、長編映画監督デビュー作。夏休みを利用して帰郷した21歳の息子が、近所に住む年上の女性ナタリーと恋に落ちる。しかし、彼女にはDVが原因で別居中の暴力的な夫がおり、あるきっかけで息子はナタリーの夫に銃殺されてしまう。
愛する息子を理不尽に殺された両親の深い喪失感、激しい怒りと復讐を描き、世界的な賞賛を獲得。サンダンス映画祭に出品された映画では初となるアカデミー作品賞候補になった上、自身の脚色賞を含む5部門にノミネートされた。
ケイト・ウィンスレットもアカデミー賞主演女優賞にノミネート
★『リトル・チルドレン』(07)