屈辱を感じながらも、やり過ごすしかない孤独な主人公描く『エンパイア・オブ・ライト』特別映像
『女王陛下のお気に入り』や「ザ・クラウン」のオリヴィア・コールマンが主演を務め、名匠サム・メンデス監督と豪華キャスト、そしてサーチライト・ピクチャーズがタッグを組んだ劇場最新作『エンパイア・オブ・ライト』。そのブルーレイ+DVDの発売を記念して、特典映像の中からオリヴィアが演じた主人公ヒラリーのキャラクターが解説される映像がシネマカフェに到着した。
この度解禁するのは、第80回ゴールデン・グローブ賞の主演女優賞(ドラマ部門)にもノミネートされたオリヴィアが演じる、主人公ヒラリーのキャラクターについて、メンデス監督や彼女の上司のエリス役を演じたコリン・ファース、そしてオリヴィア本人らが語るインタビュー映像。
メンデス監督は、精神を患っていた母と過ごしていた自身の過去をもとに、ヒラリーを描いたと語る。気分安定薬であるリチウム剤により感覚が鈍った状態で、情事や仕事もただこなすだけのヒラリー。感じる力が弱く、孤独な大人として描かれる物語冒頭の彼女の姿は、後にスティーヴンと出会うことで感情を大きく揺り動かす姿を際立たせる。
ヒラリーと不倫関係を続ける劇場支配人エリスを演じるコリンは、今回の撮影の中で、ヒラリーとエリスの関係性について議論を重ねたと言う。