『ドライブ・マイ・カー』以来の再タッグ、濱口竜介監督『悪は存在しない』ヴェネチアコンペ部門に正式出品
カンヌ国際映画祭で脚本賞など4冠、アカデミー賞国際長編映画賞を受賞した『ドライブ・マイ・カー』で初顔合わせした映画監督・濱口竜介と音楽家・石橋英子による共同企画で完成した映画『悪は存在しない』が、第80回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門への正式出品が決定、ワールドプレミア上映されることになった。
本作は、『ドライブ・マイ・カー』以来の濱口監督の長編映画最新作。はじまりは、石橋さんがライブパフォーマンスのための映像を濱口監督に依頼し、監督はこれを快諾。2人による「音楽×映像」プロジェクトがスタートした。その音楽ライブ用の映像を制作する過程で、106分の長編劇映画『悪は存在しない』が完成した。
第80回ヴェネチア国際映画祭(現地時間8月30日~9月9日までの11日間開催)のコンペティション部門への正式出品が決定し、ワールドプレミア上映される。上映及び記者会見には、濱口竜介(監督)、石橋英子(音楽)、出演の大美賀均、西川玲、小坂竜士、渋谷采郁らが参加予定となっている。
また、『悪は存在しない』と共通の映像素材からつくられた石橋さんの音楽ライブ用サイレント映画『GIFT(ギフト)