パラマウントCEO「コストのかかる劇場用オリジナルアニメ映画は作らない」…ギレルモ・デル・トロらが批判
パラマウントのCEOブライアン・ロビンスが、「Variety」誌に「(今後、コストの)高いオリジナルアニメ映画を公開し、観客が来るのをただ祈るつもりはありません」とコメント。新たなオリジナルものより、『スポンジ・ボブ』や『アバター(アニメ)』などの既存のIPに力を入れたいと言ったことを受け、映画人たちから批判が噴出している。
『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』でアカデミー長編アニメ映画賞、ゴールデングローブ賞アニメ映画賞などを受賞したデル・トロ監督はシンプルに「なんてこった」とツイート。
『LEGO ムービー』シリーズ、『スパイダーマン:スパイダーバース』のクリス・ミラー監督は「非常に知識不足な意見だと思います。どんなスタジオも、オリジナルのドラマ、アクション映画、伝記、コメディ、『アバター』を作らないとは言いません。アニメにだけIPが必要だなんて、馬鹿げている」と怒り心頭。
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の脚本家ゲイリー・ウィッタは、『スター・ウォーズ』『トイ・ストーリー』『アナと雪の女王』などの大ヒットIPの多くが「誰かの“オリジナル”のアイディアをイチかバチかでやってみたことから始まったというのを、そんなにも簡単に忘れてしまうなんて」