ケネス・ブラナー&ミシェル・ヨーが見どころを語る『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』特別映像
と解説。
本作はこれまでの作品とは異なり、犯人が“人間”か“亡霊”かすら分からないし異色の本格ミステリー。超常現象の存在を信じないポアロと、死者の声を話せると豪語し彼の前に立ちはだかる、ミシェル・ヨー演じる霊能者レイノルズの対決の行方にも注目したい。
ミシェルは本作について、「巧妙なストーリー」と言葉少なに自信を覗かせている。そして今回の事件では、“世界一の名探偵”ポアロすらも翻弄され、遂には彼の命までも狙われてしまう。この手に汗握る展開について、ケネスも「誰もが身を乗り出して見たくなる」「結末は予測不能」と熱を込めた。
さらに映像ではケネスが、この誰にも予測できない物語の質をより高めるべく、「何が起こるかは誰にも教えなかった。光や風、ドアの開き方も」と手法を明かす。一部演出をキャストにすら明かさないことで、閉ざされた屋敷の中で起こる混沌と恐怖を増幅させたと語っている。
犯人候補のひとりである“秘密を抱えた医師”ドクター・フェリエを演じるジェイミー・ドーナン(「フィフティ・シェイズ」シリーズ、『ハート・オブ・ストーン』)も、「ベネチアが幻想と闇を現実のものにした。セットには驚いた」