2023年10月9日 15:00
【ネタバレあり】「ロキ」S2・1話、おかえりロキ!ユーモアもタイムミステリーもスケールアップ
現象に見舞われている。
逃げ回るうちに、音楽を聴きながら呑気に床を磨いていたケイシー(ユージン・コルデロ)の近くに貨物カートで激突。そのずっこけぶりやヨロヨロと立ち上がりながら、誰にも聞かれてないのに「大丈夫」「おはよう」と強がるロキを見て、タイムミステリーと謳われた本シリーズに貫かれている、トムヒが体現するシリアスだからこそ際立つユーモアに“ロキが帰ってきた!”と実感する。
タイムスリップを繰り返すロキは、メビウスが言うように「助けが必要」な感じだ。「誕生と死を一度に見ている」ようで気味が悪いと正直に話してくれるメビウス。まずは、やたらとタイムスリップしない“在り続けるロキ”に戻るため、2人は設備管理部のウロボロスの元へ向かう。
キー・ホイ・クァン演じるO.B.ことウロボロスって何者!?
おそらくシリーズ2のキーパーソンとなるウロボロス、通称O.B.を演じるのが『エブエブ』でアカデミー賞を受賞したキー・ホイ・クァン。どこか抜けているように見えても筋が通っているギークで、仕事熱心なO.B.はハマり役だが、『エブエブ』での評判があったとはいえ、アジア系のステレオタイプ的な役柄にはめられているようにも見える。