2023年10月28日 18:00
“英雄”であり“悪魔”、ホアキン・フェニックス主演『ナポレオン』語り継がれる歴史的戦い
北進するもののイギリス・オーストリアによるフランスへの攻撃の再開に加え、ナポレオンの妻・ジョゼフィーヌの浮気が発覚。「敵前逃亡と見做されるぞ!」と非難されながらも、ナポレオンはフランスへ帰還する。
●アウステルリッツの戦い(1805年オーストリア※現在のチェコ)
パリ→アウステルリッツ1,242km
ナポレオンが、ロシア・オーストリア連合軍を破った戦いは戴冠式から1年後のこと。
オーストリアは、ロシアと同盟を組んでフランスに戦いを挑んだ。ナポレオンは地の利を活かし、敵を誘い込むように陣形を展開。雪で隠されていた場所は、実は氷の張った湖。そこへ大砲を打ち込んで兵も馬も凍てつく湖に引き摺り込んだ。結果はフランス軍の大勝。
オーストリアは領土の割譲や多額の賠償金を課され、ロシア軍は撤退。ナポレオンの戦績の中でも最も華々しいものとなった。
●ボロジノの戦い(1812年ロシア)パリ→モスクワ2,848km
モスクワ西方・ボロジノ。ナポレオン率いる大陸軍(フランス軍を中核としたヨーロッパ諸国連合軍)とロシア帝国陸軍の戦い。ナポレオンは、60万の兵を率いて進軍する。食糧供給を断たれるなど戦力を削られながらもなんとかモスクワに入城したときには30万人都市はすでにもぬけのカラ。