くらし情報『娘の視点で見る父と母…『理想郷』特別映像&監督コメント「真の主人公は妻オルガ」』

娘の視点で見る父と母…『理想郷』特別映像&監督コメント「真の主人公は妻オルガ」

オルガは購入した羊を引き取るために市場を訪れ、久しぶりに村を訪れていたマリーも手伝うために同行していた。オルガは、少し前を歩いていたマリーに隣人兄弟の弟ロレンソ(ディエゴ・アニード)が寄ってきたのに気づき、すかさず彼に近づき「あの子に構わないで」と一蹴。両親と激しく対立し、“実力行使”までしてきたのがこの兄弟だと知るマリーは恐怖ですっかり茫然自失に。

「大丈夫よ。何も怖いことはないわ」と娘に声をかけ、車で待つように言うオルガ。マリーは市場に戻った母の姿をずっと見ていた。この直前ふたりは激しい口論になり、オルガの考えが全く理解できないマリーは、母の生き方を全否定するような酷い言葉をぶつけていた。しかし、目の前にいるのは、これまで自分が知らなかった強い覚悟を湛える母の姿だったのだ。



脚本も務めたロドリゴ・ソロゴイェン監督は、ある母親の心の再生を描いた前作『おもかげ』など自身の作品で長くともに脚本を手掛けてきた女性脚本家イザベル・ペーニャと今回も共同で脚本を執筆。<都会>と<田舎>の対立について描く本作の中で、ふたりは少しずつオルガというキャラクターに焦点を当て始めたという。

ソロゴイェン監督は、「私たちはオルガを真の主人公と据え、二重的要素を持つ映画にしようと決断しました。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.