くらし情報『娘の視点で見る父と母…『理想郷』特別映像&監督コメント「真の主人公は妻オルガ」』

娘の視点で見る父と母…『理想郷』特別映像&監督コメント「真の主人公は妻オルガ」

まず、脚本全体を2部構成として考え始め、そして、全てに二重性を持たせる方法を模索しました。第1部はアントワーヌの視点から語られ、第2部はオルガの視点から。主人公の後を追うように登場する、一見二次的と思われるこの女性こそが真の主人公なのです」と、映画が持つ驚きの構造について明かす。

そして、「オルガの物語こそ、語られるべきものだと感じました。影に存在するような女性で、夫を追って冒険に乗り出しますが、最初は素敵に思えたこの冒険が危険なものになっていき、オルガは夫の命に危険が及ぶのではないかと恐れ、対立を抑えようと試みます。こうして彼女は最悪の状況に追い込まれていくのです」とオルガの置かれている状況を説明。

娘の視点で見る父と母…『理想郷』特別映像&監督コメント「真の主人公は妻オルガ」

さらに、「第1部の中心は男性で、第2部の中心は女性です。第1部には武器が登場しますが、第2部には登場しません。
第1部と第2部では迎えるクライマックスも全く異なりますが、これは偶然ではありません。実際に、世界中の男性と女性はこのように衝突を解決してきたのだと私たちは考えています」と、映画の主題の陰に隠された、物語が真に描こうとしたものを解説する。

夫アントワーヌと第2の人生を歩む決意をし、ともに小さな村に移住したオルガ。

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