2023年11月10日 23:15
ブリー・ラーソン「計り知れない価値がある」Apple TV+主演ドラマ「レッスン in ケミストリー」への思い語る
と、自身もアマチュアシェフであり、その腕を買われて本作の製作に参加したという経緯もあるブリーは語る。
しかし、本作で演じるのはシェフではなく科学者。専門用語ばかりの台詞を覚えたことは、目から鱗が落ちるような経験だったと言う。「複雑な専門用語を一気に覚えられたのは、とても嬉しいことでした。必ずしも意味を分かっていたわけではないですが。私の台詞には、ピリミジンとかプリンとか、それまで知らなかったことばかり出てきました」と明かし、専門的な指導の監修として撮影に立ち会ったという南カリフォルニア大学の教授、ジェシカ・パー博士は「ブリーは化学者らしい話し方や所作を学ぶことについて、とても積極的でした。化学実験室で特に重要になる細かい部分にも、とてもよく注意を払っていました」とふり返っている。
また、1人研究に没頭していたエリザベスが、結婚して母となり、料理番組に出演して人気になり、そして科学者として活動家として生きる姿を全8話で描いた本作。ブリーは「1つの役柄をこれほど長いスパンで演じたのは初めてです。大学生のエリザベスから、今の私の年齢を超える年齢まで演じました。非常に範囲が広いし、こうした女性の映画製作者たちが新鮮な視点を持って製作に参加することには、計り知れない価値があります」