くらし情報『杉咲花『市子』ほか釜山&東京国際映画祭を賑わせた心を揺さぶる3作品』

2023年11月11日 17:30

杉咲花『市子』ほか釜山&東京国際映画祭を賑わせた心を揺さぶる3作品

(角川文庫刊)を、『舟を編む』『茜色に焼かれる』『愛にイナズマ』などの石井裕也監督が映画化。『新聞記者』や『空白』『ヴィレッジ』などを手掛けてきた故・河村光庸が企画・エグゼクティブプロデューサーを務めた。

杉咲花『市子』ほか釜山&東京国際映画祭を賑わせた心を揺さぶる3作品

社会が、そして個人が問題に対して“見て見ぬふり”をしてきた現実をつまびらかに描く。本作が世に放たれることは、「映画」という刃が自分たちに向くということを意味する。


“書けなくなった”元・有名作家・堂島洋子(宮沢りえ)は、深い森の奥にある重度障がい者施設で働き始める。洋子は他の職員による入所者への心ない扱いや暴力を目の当たりにするが、それを訴えても聞き入れてはもらえない。そんな世の理不尽に誰よりも憤っているのは、さとくん(磯村勇斗)だった。彼の中で増幅する正義感や使命感が、やがて怒りを伴う形で徐々に頭をもたげていくーー。


傑作か、問題作か――観る前の自分には戻れない『正欲』全国公開中

第36回東京国際映画祭 最優秀監督賞・観客賞W受賞

第34回柴田錬三郎賞を受賞した朝井リョウによる長編小説を、『あゝ、荒野』『前科者』の岸善幸監督が映画化。ある事件をきっかけに、まったく関わりがないかと思われた人物たちの人生が交錯していく様を描く。

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