くらし情報『【インタビュー】林遣都、変わりゆく現代で抱く人生の指針「人の弱い部分を理解できる俳優でありたい」』

2023年11月27日 07:45

【インタビュー】林遣都、変わりゆく現代で抱く人生の指針「人の弱い部分を理解できる俳優でありたい」

林さんは脚本を読んでどのように感じましたか?

最初タイトルを聞いたとき「熊澤(尚人)監督がSF要素のある作品を撮るんだ…!」と思ったんです。でも蓋を開けてみると、描かれていることはここ数年の出来事を振り返らせてくれるような内容で。今の日本の姿や、現代社会で目を向けなければいけないこと、自分自身も普段大事にしていかなければいけないと感じていたことが描かれていました。すごくやりがいのある作品・役でしたので、参加したいと思いました。

――演じられた笹は、Xの正体を暴く大スクープで記者として認められたい一方、取材対象者である良子に心を奪われてしまいます。彼の葛藤や行動は、どう思われましたか?

笹の年齢(30代前半)は自分と近いこともあり、いろいろ共感できるポイントが多かったんです。将来に対して20代とは違った危機感、不安、焦りを感じ出す年齢だよなと。笹は現状もうまくいっていないですし、人に認められたいという思いも強い。
それは常に自分にもありますし、笹が抱いている感情として理解できるものでした。良子さんとの出会いも、恋心も大切にしたいはずだけど、いろいろな事情があって…と。誰かのためを思って自分を犠牲にしなければいけないことは、誰しも、あると思うので。

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