2024年1月13日 13:00
『カラーパープル』ブロードウェイ舞台版から主人公セリーを再び熱演、ファンテイジア・バリーノ「若い世代と繋がりたい」
グラミー賞をはじめ、数多くのアワードでノミネートや受賞を果たし、スターへの階段を駆け上がった。2006年には自身の半生を綴った自伝小説「Life is not a fairytail」がドラマ化され、自ら主演&女優デビューを飾り高視聴率を叩き出した。
そして2007年、ファンテイジアは当時ブロードウェイで公演されていたミュージカル「カラーパープル」でセリー役を引き継ぐ。ヘビーな役柄だけに彼女の中で演技への挑戦は精神的に辛いものだったという。当時を振り返ったインタビューでは「ブロードウェイでセリーを演じたときには、舞台を降りるたびに少し悲しい気持ちになり、へこんでいました」と語っている。
複雑な思いを抱えながら演じていたファンテイジアだが、その歌声と演技は多くの人の心を掴み、当初2007年10月までと6か月限定の出演予定が翌年の1月までに延長。ミュージカルの大ヒットを受け、ファンテイジアは同年のシアター・ワールド賞とベスト・リプレイスメント・スター・ブロードウェイ・ドットコム賞を受賞している。
ブロードウェイの歴史に残る俳優となったファンテイジアが、今度はスクリーンでその輝きを放つ。