2024年1月13日 13:00
『カラーパープル』ブロードウェイ舞台版から主人公セリーを再び熱演、ファンテイジア・バリーノ「若い世代と繋がりたい」
本作のオファーを受けた当初は出演を断ることも考えたそうだが、ブリッツ・バザウーレ監督から主人公セリーの持つ想像力の表現や新たに加わった楽曲を聴き、即答でオファーを受けた。
オリジナル版の映画や舞台版では沈黙の多かったセリーが、豊かな想像力を表現し、自分たちの強さに気づいていく。ミュージカル映画として生まれ変わった『カラーパープル』だからこそ描ける囚われの身から解放される姿に心奪われたのだ。
ファンテイジアの起用についてバザウーレ監督は、「登場人物のエッセンスを体現できる人たちを探していました。彼女は生まれながらのファイターで、優れたアーティストで、彼女が生きる世界で真の巨匠になった人なのです。彼女の演技に、きっと誰もが圧倒されると私は確信しています」と賞賛している。
舞台版への出演から16年の時を経て再びセリーを演じることになったファンテイジアは、「ミュージカル出演から、私はずっと年をとって、賢くなって、結婚して、子どもも増えたから、セリーに対して異なる視点で臨むことができた」と自身の成長が新たなセリー像を生んだと明かす。
『カラーパープル』の魅力について、「私たちはオリジナル版を変えたい訳ではありません。