くらし情報『『瞳をとじて』で50年ぶり再タッグ、アナ・トレント起用秘話をビクトル・エリセ監督が明かす』

2024年2月5日 13:00

『瞳をとじて』で50年ぶり再タッグ、アナ・トレント起用秘話をビクトル・エリセ監督が明かす


この度解禁となった映像は、失踪した俳優フリオの親友で22年ぶりに彼を捜すことになった主人公ミゲルが彼の娘、“アナ”に会いに行くシーンが切り取られている。

彼女は現在プラド美術館で働いており、館内のカフェで2人は落ちあうことになった。久しぶりの再会となったミゲルとアナはこの失踪事件を扱うことが決まったテレビ番組のことや、フリオが失踪した当時のことについて言葉を交わす…という場面だ。
『瞳をとじて』で50年ぶり再タッグ、アナ・トレント起用秘話をビクトル・エリセ監督が明かす

エリセ監督はインタビューで『ミツバチのささやき』以降、アナとは連絡を取り続けており、約50年間友情を育んできたと話している。さらにキャスティングの経緯に関して、「2021年末のある夜、彼女が出演していたマドリードの劇場の出口で、彼女に話しかけた。“映画の脚本を書いていて、登場人物の一人をぜひ、演じてほしい”と。彼女は即座に承諾した。それぐらい簡単だった」と語り、直接アナとコンタクトを取り、その場で出演が決定するという驚きのエピソードも明かした。


『瞳をとじて』で50年ぶり再タッグ、アナ・トレント起用秘話をビクトル・エリセ監督が明かす
ビクトル・エリセ監督とアナ・トレント
当時6歳だったアナとエリセ監督の親交が続いており、このような2人の関係性があったからこそ今回の出演が成立したようだ。また、彼女は今回も『ミツバチのささやき』と変わらず、本名と同じ名前“アナ”の役を演じている。

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