くらし情報『『ピアノ・レッスン』ジェーン・カンピオン監督が明かす30年前「女性の視点から描くだけでも大変だった」』

2024年3月17日 17:00

『ピアノ・レッスン』ジェーン・カンピオン監督が明かす30年前「女性の視点から描くだけでも大変だった」

当時すでに大スターの地位を確立していたハーヴェイ・カイテル

べインズを演じたハーヴェイ・カイテルについては、「私はその当時、駆け出しの新人監督だったんです。片やハーヴェイ・カイテルはすでに役者として経験豊富な大スター。ですから、こちら側に謙虚さがあって、彼のことを聞き入れ、学ぶ姿勢があったことが良かったんだと思います」と監督はふり返る。

「ハーヴェイ・カイテルは、すごくタフで、とても怖い人だという評判だったのですが、実はとても親切で非常に寛容な人でした。私にはとても優しく接してくれました。今に至るまで、彼との間には固い友情というものが育まれています」と、ハーヴェイとの良好な関係性が築けたことで、新人監督であった自身の力強い手助けになったと言う。


30年の時を超え劇場公開される本作を、初めて鑑賞する方にメッセージ

最後に本作を初めて観る人や、次の世代にどう観て欲しいか、ひと言メッセージをお願いすると、「『ピアノ・レッスン』を初めてご覧になる方へ、何の情報も入れずご覧頂きたいというのが本音です」と監督は応じる。

「ロマンティックな複雑さがある世界をそのままに体験してほしいのです。また、このストーリーはエミリー・ブロンテの『嵐が丘』にインスピレーションを受けています。

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