くらし情報『孤高の女性監督ニナ・メンケス、「男性のまなざし」に満ちた“映画”を紐解く最新作ドキュメンタリーほか日本劇場初公開』

2024年3月25日 18:00

孤高の女性監督ニナ・メンケス、「男性のまなざし」に満ちた“映画”を紐解く最新作ドキュメンタリーほか日本劇場初公開

いずれもが驚きにあふれた3作。自らを「映画の魔女」と呼ぶ、知られざるメンケス監督の作品群は見逃せない。

『マグダレーナ・ヴィラガ』1986年

孤高の女性監督ニナ・メンケス、「男性のまなざし」に満ちた“映画”を紐解く最新作ドキュメンタリーほか日本劇場初公開

殺人の容疑で捕まった娼婦のアイダ。映画は時系列を曖昧にしながら、彼女の肉体的、精神的な細部をとらえ、孤独な女が生きる世界と、内なる心の世界を描きだしていく。女性たちの「決して語られることもない物語」であり、残酷な現実に舞台をおきながら、静かな闘いと声を浮かび上がらせる詩的な美しさに満ちた1本。主演はメンケスの妹であるティンカ・メンケスが演じている。ロサンゼルス映画批評家協会賞の「年間最優秀インディペンデント/実験映画賞」を受賞。
※アルべロス・フィルムとアカデミー・フィルム・アーカイヴによって修復。
共同提供:EOSワールド・ファンド

『クイーン・オブ・ダイヤモンド』1991年

孤高の女性監督ニナ・メンケス、「男性のまなざし」に満ちた“映画”を紐解く最新作ドキュメンタリーほか日本劇場初公開

きらびやかなカジノのネオンと、不毛な砂漠の風景がならぶラスベガスの地で生きる女性ディーラー、フィルダウス(ティンカ・メンケス)の倦怠な日常を大胆かつミニマムに描き(監督いわく、本作は「私が描いたアメリカ合衆国像」/プレスより抜粋)、「90年代のアメリカにとっての『ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コルメス河畔通り23番地』となりえるだろう」

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