くらし情報『伊藤沙莉“寅子”、穂高先生には「愛と敬意が怒りとして表れた」「虎に翼」第12週~14週を語る』

伊藤沙莉“寅子”、穂高先生には「愛と敬意が怒りとして表れた」「虎に翼」第12週~14週を語る

伊藤沙莉“寅子”、穂高先生には「愛と敬意が怒りとして表れた」「虎に翼」第12週~14週を語る

――第12週で、演じていて印象深かったシーンを教えてください。

伊藤戦争孤児たちがたたずんでいる道を歩くシーンはよく覚えています。道男を探している場面だったので止まらずに歩かなければいけなかったのですが、子どもたちがどんな思いでそこにいるんだろうと考えたら、立ち止まらずにはいられなくて。


伊藤沙莉“寅子”、穂高先生には「愛と敬意が怒りとして表れた」「虎に翼」第12週~14週を語る

トラちゃんではなく私個人として、通り過ぎることが冷たいと感じてしまったんですよね。でもそれは表面上の優しさで、私自身の甘さだなって。もしこれが現実の世界だったら、立ち止まって何かするよりも、もっと広い視野でこの子たちを助ける解決方法を探らなきゃいけないと思うので。撮影中はそんなことを考えながら、もがいていました。
伊藤沙莉“寅子”、穂高先生には「愛と敬意が怒りとして表れた」「虎に翼」第12週~14週を語る

――週の終わりには、はる(石田ゆり子)が突然の死を迎えます。

伊藤ここは特に、花江(森田望智)のありがたみを感じましたね。一緒に泣いて、母を弔ってくれる親友が家族としていてくれる。それがこんなにありがたいことだったんだと、寅子は母の死をもって実感したんだと思います。


伊藤沙莉“寅子”、穂高先生には「愛と敬意が怒りとして表れた」「虎に翼」第12週~14週を語る

撮影では、望智の存在がすごく支えになりました。日記を燃やすシーンでは、炎に日記をくべるお芝居をしなきゃいけないのに、なかなかできなくて。

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