エリザベス・モス、『Shirley シャーリイ』で演じた作家が「ようやく本当に評価されるように」
と語る。
「シャーリイは女性だったせいで名声を得るまでの時間が3倍かかってしまったと思います」と話し、「当時も非常に成功して有名にはなっていましたが、ちょっと違うんです。史上最も偉大な作家として注目を集めるようになったのは死んだ後でした」と説明する。
「スティーヴン・キングのような小説家がシャーリイに影響を受けたと発言したり、似たようなトーンの小説を書く(「侍女の物語」の)マーガレット・アトウッドが登場したりして、この30~40年でようやく本当に評価されるようになりました」と言う。そんな、現在以上に女性が生きづらかった時代に、“才能を持ってしまった”2人の女性が社会の息苦しさの中で出会い、そして共鳴していく。
「シャーリイは最初、ローズのことを疑い、突っぱねます。それからローズを利用して執筆中の小説『絞首人(処刑人)』の手伝いをさせます。その後、シャーリイはローズに恋しているような状態になります。
そして最後、シャーリイはローズにとって母親のような存在になり、ローズを守ります。ローズが命を捨てようとするのを救おうとします。2人が体験することは映画の中でも大きな要素になっています」と、述懐している。